2018年6月29日金曜日

貴女のハイヒールはジャストサイズですか?




ハイヒールウォーキングを教えるスキルを持つと
ハイヒールを履いた、街ゆく人々や
イベントに出席している有名人の足元に目が行きます。


今日ネットニュースで見たのはこちらです。
メーガン妃がいつもビッグサイズの靴を履いている理由


婚約発表をお庭で行われて
終了してお帰りになる後ろ姿を見て
なんとなく歩き方に安定感がないように
感じたのですが
敢えて大きなサイズの靴を履いてらしたということで
納得しました。

有名人になって四六時中たくさんの人に
見られる立場になると
靴擦れをして公務に差し障りが出てはいけないと
思われる気持ちもよく分かります。

私もパンプスで靴擦れの痛い経験が
過去にあったので、選ぶのは少し大きめで
柔らかいスエード製というのが鉄則でした。
そんな靴でも履き始めは踵が靴擦れし
長時間歩くと足の小指がちぎれるのではと
いうくらい痛みました。

今、ハイヒールの正しい歩き方を学んだので
10cmで、しかも固いエナメル素材の幅の細い
ハイヒールを普段履きにしています。
しかし靴擦れは全くありません。
その理由は足裏での体重移動の仕方が
以前と全く違うのが大きいと思います。

正しい歩き方をするにはピッタリとフィットする
靴が必要です。
何故なら、靴の中に隙間があると靴の中で足が泳いで
要所要所でしっかりと脚と足に力が込められない
からです。

靴擦れを避ける為に大きなサイズの靴を選ぶのでは無く
靴擦れになるような歩き方を避ける為に
ジャストサイズの靴を選ぶという考え方が
広まると良いと思います。

正しい靴の選び方が気になった方は
靴のサイズ選びについて綴られた
Seikoさんのブログ記事を是非ご覧ください。






2018年6月27日水曜日

ヒール1cmの差




去年の12月に3足目のルブタンを買ったものの
その後、脚の浮腫みで履くことができませんでしたが
やっと最近になって足が入るようになりました。

普段は9cmのセルジオ ロッシを履いているのですが
たった1cm高いだけのルブタンを履くと
一つ一つのハイヒールウォーキングの
動作の難易度が一気に上がります。

昨日は久々にこの10cmのルブタンで出勤しました。


毎朝晩、鏡で脚の形のチェックをしているのですが
その晩に鏡で脚を見て驚きました。


デスクワークの為、ほんの少しの通勤時間でしか
歩いていないにも関わらず、膝の間の隙間が驚くほど
減り、O脚が改善されていました。


たった1cmのヒールの差ではありますが
9cm以下と10cm以上では大きな差が有ります。


まず、つま先からの着地をする際に
10cm以上のヒールですと
つま先から地面までの距離が伸びますので
しっかりと腿が硬くなるまで
つま先をグッと伸ばしてから着地ができます。

他にも腹筋をより一層引き上げる必要が
出てきたりしますが


このつま先から正しく着地する動作が
9cmヒールではしっかりと出来ておらず
10cmヒールではとても行い易かったのが
短時間でのO脚改善に役立ったのではと
思います。

私は既に身長が174cmもあるので
10cmのヒールはファッションの観点からは
特に必要は無いのですが

美しく歩いたり
脚のラインを美しくしたりするという
ハイヒールの恩恵を受けるには
10cm以上のハイヒールは必須であると
改めて思いました。








バリエーションの呪縛からの解放



ハイヒールレッスンを受けてから
私のファッションで大きく変わったのは
服を以前より買わなくなった事です。


それまでは、服をあれこれ買っても
ファッションコーディネートが
決まらず、更に買うという
悪循環を繰り返していました。

また、日本のファッション雑誌では
バリエーションが無ければいけない
今年の流行アイテムを
買わなければいけないという
価値観を強くプッシュしているもの
この状況を長びかせていたと思います。


ハイヒールレッスンを受けてから
流行は何であれ、ハイヒールをベースに
ワンピース
真冬はタイトスカートと
薄手のニットという
定番ファッションが確立しました。

何故ならハイヒールを履くだけで
コーディネートがランクアップして見えるので
何を着ても満たされずに
新たな服を探し続けるという状況が
無くなったのです。


私が装いが素敵だなと思う方々も
ご自分を最高に美しくする定番ファッションを
持っていらっしゃいます。

例えばアナ ウィンターはたくさんの服のオファーが
あっても、ベージュのハイヒールにワンピース
ボリュームチョーカー、ボブヘアに
大きなサングラスという
定番スタイルを貫いています。
師匠のAsami先生もワンピースにルブタンの
ハイヒールが定番のスタイルです。


また、NHKの白熱教室でおなじみの
シーナ アイエンガー教授によると
人は選択肢が有り過ぎると
選ぶ事にストレスを感じ始めるそうなので
服も含めて何事も適度な数にしておくのが
特に時間の無い働く母親には必要な事だと
思います。


無駄に服を買わず必要最低限のアイテムで
満足の行く着こなしができ
ハイヒールの恩恵を感じています。





















2018年6月23日土曜日

雨の日の楽しみ


          



今は梅雨の時期なので
雨は仕方がありませんが
雨の日ならではの楽しみがあります。

美しい傘をさす事と
香を焚く事です。

外国からの友人が来る度に
案内するスポットの1つに
京都の青蓮院というお寺があります。

青い蓮の襖絵と夏の夜間に行われる
ブルーのライティングが有名です。

ある日、フランスから来た友人を
連れて来たのですが、お天気に恵まれず
雨になってしまいました。

縁側からブルーのライティング、
襖絵を観たりしながら
部屋と部屋をつなぐ廊下を歩いていると
所々にさりげなく置かれている香炉から
とても良い香りが漂ってきました。

雨がシトシトと降る中にとても似合う
白檀の甘い香りです。

湿度が高く、
やや暗い空間にこの香りが漂うと
空間に奥行きが出ると言えば
いいのでしょうか
独特のしっとりとした世界が広がるのです。

これは湿気の少ない、からりとした青空の広がる
ヨーロッパや北米の気候よりも
日本のどんよりとした雨の日に似合います。


香の老舗、松栄堂で販売されている堀川という
香でした。

雨の日の週末は、この甘い香を焚き
ぼんやりと束の間を過ごすのが
ささやかな楽しみです。

2018年6月13日水曜日

美しさの基本






フランスのコルシカ島出身で
今はカリフォルニアで活動する
ヤスミナ ロッシさんという
60歳を超えたファッションモデルがいらっしゃり
日本のいくつかのwebsiteでも紹介されています。
instagram: https://www.instagram.com/yazemeenah

彼女はビキニでポーズを取っても
無理に若作りした感じは無く
寧ろ、活き活きとし、服飾品に頼らなくても
彼女自身から強い生命力を感じさせるオーラが
出ています。

艶やかな肌、引き締まった身体
活き活きとした表情と
圧倒的な美しさに目が奪われます。


どうやってその健康美を保っているのかですが
とてもシンプルでした。

新鮮なオーガニックの食品を食べ
スキンケアもナチュラルな物を取り入れ
自然に触れる機会を多く取り
健康的なライフスタイルを送っているようです。


「食べ物が人を作る」「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」
という事を当たり前過ぎて忘れてしまいますが
美しさの基本であると思います。

ハイヒールで美しく過ごす為にも
是非この基本を見直していきたいと思います。









2018年6月7日木曜日

「脱 よそ行き」のすすめ



                                            photo:favim.com

関西人は「よそ行き」という言葉を
多用すると思います。

これは、手持ちの物で一番上質の物
もしくは特別な時に使う物という意味です。


昔、憧れていたハイブランドの
美しいハイヒールを色違いで3足買い
いつか履こうとオブジェの様に
眺めていたことがありました。

しかし靴にも経年劣化は避けられず
ある時手に取ると
もう履けない状態になっていました。

この時に、良い物こそ「よそ行き」にせず
どんどん使うべきだと痛感しました。

また、Asami先生の美の哲学を知ると
常に最高の美しい状態を作るべきであり
よそ行きと通常の区別を作るべきではないと
思うようになりました。


「よそ行き」とは、物を大切にしようとする
思いが強く出過ぎた状況なのかもしれません。

しかし物は値段に関わらず
使ってこそ意味があります。


また、美しい物は、特別な時に使うのでは無く
普段に使って日々の生活を豊かに過ごすのが
物の本来の使われ方なのだと思います。

フランス文化のコラムを読むと
Art de Vivre (生活はアート)という言葉が
良く出てきます。


日々の生活にお気に入りのもの、
上質な物を取り入れてワクワク、ウキウキ
した気分で、人生を小さな喜びで満ち溢れたものに
しようという価値観をフランス人は持っているのだ
と思います。

お気に入りの物や上質の物を
大切にお手入れをしながら日々の生活に取り入れ
心豊かな時間を過ごしていけたらと思います。












2018年6月2日土曜日

家の中で靴を履くこと

今は廃刊になったファション雑誌に
ヴァンテーヌというイタリアのお洒落な
若い女性やマダムの着こなしを
紹介したものがあり
毎月楽しみに購読していました。

その中で読んだファッションコラムで
お洒落に熱心な日本人女性が
イタリアの女性に敵わないのは何故かという、
興味深い物が有りました。

一番の大きな理由は家できちんとした靴を
履いているか否かで
大きな差が出ているという事でした。

靴を家の中で履く習慣が有ると
朝起きたら直ぐに外に出れる身支度を
するからだそうです。

確かに靴を履かなければ
パジャマや部屋着で
家を出る直前まで過ごしがちに
なってしまいます。

Asami先生やコンサルティングメンバーの方々は
御自宅でもハイヒールで過ごされたり、
部屋着を持たない様にされていらっしゃいます。

私が南仏を旅行する度に泊まる
 Chambre d'hôteの美しいマダム、クリスチアンヌも
家の中で靴を履く女性であり
朝6時には美しく身支度を完了させ
ゲストの為にパン屋へ向かい
美しい朝食を用意してくださいます。

家の中でも靴を履くのは
日本では住宅の様式状
どなたにも可能では有りませんが

美しい女性は既に行なっている習慣であると
思います。



        クリスチアンヌが作ってくれる朝食








2018年6月1日金曜日

イギリス滞在記3



満開の八重桜に洋風のお城の組合せで
ここはどこ?と思われる方が
いらっしゃるかもしれませんが
ここはイギリスのヨークです。

家族の勧めがあり、観光に出かけました。

これはハイヒール愛好家の旅ですので
ハイヒールで街歩きをするポイントも
書きたいと思います。
ヨーク:ハイヒール難度 6/10点

義妹より、ヨークは道がデコボコだから
ハイヒールはやめた方が良いよと
アドバイスがありましたが、
ハイヒールでも歩けます。


ヨークの観光の中心部は
石を埋めて作ったデコボコの路地が有り
感じの良いアンティークや紅茶の計り売り等
古くから続いているようなお店が
両側にたくさん有ります。

時々お店の前には人だかりが有るので
避けて歩こうとすると歩道を降りてデコボコの
更に多いところを歩かなければいけません。

ハイヒールを傷つけ無いようにしながらでも
お店を見て歩くのは楽しいひと時です。


路地でウィンドーショッピングをしたり
お城の見学をした後は
是非Bettysでアフタヌーンティーを。


クラシックなインテリアのお店なので
ハイヒールにワンピース姿がとても
マッチします。


ヨークの街は
こじんまりとし、のんびりとした雰囲気で
ハイヒールでゆっくり街歩きするには
良いところでした。