Asami 先生から、12センチの靴をそろそろ試しても
良いのではと仰って頂いていましたが
ルブタンの12センチのハイヒール、so Kateを
去年、日本のお店で試着した時に
あまりのワイズの細さで全く入りませんでした。
ルブタンの靴はワイズがBらしいのですが
私の足のワイズは典型的な国産の靴と同じEなのです。
ですのでルブタンの靴は、まだ木型がゆったりめの
10センチヒールが限度だと思っていました。
オートクチュールレッスンの際に
新しく買った10センチヒールを持参すると
Asami先生から、12センチを試されたらどうですか?
と再度ご提案を頂き、プランタンへ立ち寄ると
前日まであったルブタンのお店が
消えていました。(改装の為)
慌てて開いているお店を探して
ボンマルシェまで出掛けました。
ダメ元でso Kate を試着すると
何故か今回はスルッと入りました。
靴の個体差(伸びやすさ)は結構有りますので
同じデザインでサイズの靴も
数足試してみるべきだと思いました。
試着して立ち上がった瞬間に
近くにいた人達の視線を一気に集める程
パワーのある靴ですが
これでヨロヨロと軸が取れずに歩き出すと
せっかく崇高な靴のパワーで高めた自分を
一気に落とすことになるので
絶対に見せてはいけないと緊張感が走りました。
この靴は身体の軸がブレずに
軽やかに美しく歩けるまで
家でのトレーニングが必須です。
帰国して直ぐのレッスンでこの靴を履くと
身体の軸を取るのが難しく
普段履いている靴のヒールとの差の2cmを大きく感じました。
レッスン後に筋肉痛になる程
履きこなすのが難しい靴です。
Asami-Parisのメソッドの全てのポイントを
きちんとクリアできない限り
この靴で美しく歩く事は無理なので
この靴は試験官の様な存在です。