2018年7月15日日曜日

美しいフランス女性の生活を知る






フランスに行った事が長い間ありませんでしたが
興味だけはずっと有り
フランスの女性を取り上げたエッセイを
よく読んでいました。

今は執筆活動をお休みされているようですが
フランス語の通訳、翻訳をされている
伊藤緋紗子さんとおっしゃる方の
出版されたエッセイを一通り読みました。

伊藤さんの文章だけでなく
彼女自身もとても美しくてエレガントなので
ずっと惹きつけられて読んでいたのだと思います。

題材は、元駐日フランス大使夫人から
フランスでスキャンダルになったらしい
高級娼婦の館の女主人まで様々でした。

中でも私の1番のお気に入りは
ヴァンドーム広場にある宝石店
ショーメの美術館の館長をその当時していた
プランヴァル元伯爵夫人の日々の生活を
紹介したものです。

マダムはパリに住み
責任ある仕事を任されて忙しい毎日を過ごしていますが
金曜日の夕方には仕事から直接
モンパルナスの駅へ向かいます。

そこから電車でノルマンディーの別荘まで行き
週末をガーデニングなど自然に触れる事で
本来の自分らしさを取り戻し
翌週もパリで仕事をするエネルギーを
チャージするようです。

エレガントに生きるには
心を常に穏やかにする必要がありますが
生きていると、心がざわつくような出来事を
完全に避けることはできません。

どうそれを受け止めて
ポジティブに消化して行くのか。

伊藤緋紗子さんの本では
随所に書かれています。

芯を持って繊細に生きる。
でも必要な時には図太くなる事も
必要であると書いていらっしゃいます。

こちらの 本では
自分に正直に生きる大切さ
エイジングも受け入れて
ポジティブに捉える様子も書かれています。

また、安定した心を持ち続けて行くには
丁寧に美しく生活していくことも
大切であると気付かされます。

ハイヒールでの一歩一歩を
確実に美しくすること。

これが私が丁寧に美しく生活していくことの
基本になり、全てに繋がって行くのだと
思います。

                                           


ノルマンディーにある、ボタニカルガーデン